「司法書士の仕事と働き方」についての書籍に執筆協力をしました。
司法書士の市山です。
この度、かつてのご縁からお声をかけていただいて、
「司法書士の仕事と働き方がイチからわかる本」の執筆協力をしました。
私が司法書士試験に合格したのは平成18年。
今ではそれなりの年数が経っていますが、この仕事は、間口も奥行きも広く、やりがいのある仕事だと感じています。
一昔前までは、司法書士といえば、不動産登記や会社登記などの「登記の人」というイメージが強かったかもしれません。
しかし現在は、相続、成年後見、家族信託、事業承継、企業法務など、時代とともに変化しながら活躍できる場はかなり広がっています。
求められる分野は多岐に渡りますが、どの業務でも共通することは、さまざまな人や会社に出会い、それぞれの人生や会社の「ターニングポイント」に立ち会うということ。
例えば、大切なご家族が亡くなったとき、家を購入したとき、会社を設立したとき…まさに依頼いただいた目の前の人の大きな決断を支える大きな役割を担っています。
専門家として、こうした局面に立ち合い、法律知識を生かしてお悩みをサポートしたり、頼られる存在であることには誇りをもっておりますが、
同時に、依頼者の人生と向き合うため、一つひとつの業務はとても奥が深く、責任も生じます。経験を積んでも日々の勉強や研鑽も欠かせない仕事とも感じています。
この書籍では、私を含め、10名の現役司法書士のインタビューという形で、この仕事のリアルが書かれています。
これを読んで、司法書士に興味を持ち、「司法書士っていいな」と目指してくれる方が増えたら嬉しい限りです。
執筆協力をしながら、試験当時のことや、これまでの司法書士としての仕事を振り返るいい機会になりました。
まだまだ頑張らないといけないと、思いを新たにしました。