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土曜も事前予約でご対応致します通帳がないネット銀行口座の相続手続｜必要書類と進め方を解説
ご家族が亡くなった時、まずは預金の手続きをしなくては！と思う方が多いと思います。
家の金庫や引き出しから通帳や印鑑を見つけ出し、口座がある銀行へ口座凍結の連絡をしますが…
お持ちの口座はそれが本当にすべてでしょうか？
というのも、最近は「ネット銀行」といわれる、インターネット上での取引に特化した形態の銀行が増えているからです。
ネット銀行の相続について
相続発生！銀行口座の見つけ方
銀行口座には、通帳やキャッシュカードがあるとは限りません。
ネット銀行と呼ばれる、インターネット上で金融取引サービスを提供する銀行では、通帳がないことが一般的ですし、都市銀行でもこうしたサービスを提供していることもあります。
その分、スマートフォンやパソコンでお金の管理や運用ができるので、ログインすれば24時間取引状況が確認できますし、紙の通帳がないため保管場所に困ることもありません。
諸手続きも来店不要で完結してしまいますし、手数料や金利の優遇サービスがある場合もあったり、とても便利です。
最近は銀行口座も通帳発行に手数料がかかる、なんてこともありますね。
環境のことも考えると、今後は通帳レスの口座が増えていくのかなと思います。
しかしながら、相続の手続きとなるとちょっと大変です。
ご家族が亡くなったとき、まずはどこに口座があるか調べるところから始めなければいけませんが、
通帳やキャッシュカードから辿っていくことが多いからです。
口座があることを知らされておらず、遺言書もエンディングノートもなければ、ご家族といえどなかなか調べる手がかりがつかめません。
多くのネット銀行の場合は、通帳はなくても、キャッシュカードは発行されているケースがありますので、まずはこちらを確認しましょう。
キャッシュカードが見当たらない場合は、郵便物を探しましょう。
最近では、スマートフォンでの決済や、QRコードで入出金ができる銀行も増えてきていますし、
ネット銀行といっても、口座開設の際に郵送での通知を発行しているはずです。
念のため、スマートフォンやパソコンにそれらしきメールがないかも確認しましょう。
金融機関の取引専用アプリやサイトのお気に入り登録が手がかりになることもあります。
口座が判明したの手続きの流れ
こうした調査をして、口座がありそうなネット銀行が分かったら、銀行に連絡を取り、口座の確認と相続による口座凍結の手続きを進めます。
取引支店が分からなくても、取引銀行が分かれば最寄りの支店へ相続発生（口座名義人が死亡した事実）をお知らせをすれば手続きが可能です。
死亡戸籍や相続人であることが分かる戸籍・来店者の本人確認書類（免許証など顔写真付きのもの）等を揃え、来店予約を取ってから問い合わせをしましょう。
ただし、個人情報保護の法律があるので、相続人であっても電話での問合せはできません。
ネット銀行では来店での手続きのほか、郵送での手続きが中心になります。
ネット銀行や、通帳が発行されていない取引がある銀行等は、生前に口座番号など一覧表を作っておくといざという時に役に立ちます。
（相続のとき以外も、災害など緊急事態の際にも有効です。）
金融機関での相続の手続きのやりとりは大抵は一回では終わらず、全てが完了するまでには日数もかかります。
各銀行ごとに問い合わせ方法や手続き方法が異なりますので、不明な口座が多い場合など、ご不安な場合は司法書士事務所等に財産調査の依頼をすることをお勧めします。
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